ポンペイは、ミクロネシア連邦で最も面積が大きく、標高が高い島です。 頂上付近では毎年たくさんの雨が降り、その雨が40以上もある川となり、熱帯雨林の緑を育んでいます。 またポンペイの滝には、楽しく遊べる小さなものから壮観な眺めのものまでいろいろなものがあります。 思い切って滝つぼへ飛び込めば、普段の生活では得られないような爽快な気分に浸れるでしょう。 またハイキングの後に、ほてった体を小川で冷ましながら涼をとるのもまた格別です。 たくさんのダイビングスポットはもちろん、釣り、シュノーケリング、サーフィンなどのマリンアクティビティに、ハイキングやバードウオッチング、そして島内観光・・と、様々な時間の過ごし方があるポンペイ。 時間の使い方は、あなた次第。 もちろん『何もしない』」のも選択の一つです。 コロニアの街を歩いてみると「カセレリア」(こんにちは)と言いながら、笑顔であいさつをしてくれるポンペイの人々に出会う事ができるはず。 何気ない人の優しさに癒され、ゆっくりとした時の流れを感じられる場所がここにはあります。
《 文 化 》 ポンペイは、エネルギッシュなダンスと、カヴァ酒に良く似た鎮静作用のあるサカオという飲み物が有名です。 サカオをつくる場面を見ることは、ポンペイでしか得られない体験の1つになるでしょう。 コショウ科の一種であるこの植物は、山で採取されます。 昔から冠婚葬祭や儀式の時には欠かせないものの1つであり、それらの席では、まず酋長に捧げられることから儀式が始まります。 サカオに利用するのは植物の根の部分です。 これを『ペイチェール』といわれる石の台の上で、数人の男性の手によって何度も石で叩き、細かくします。 (サカオを叩いているところ) この時に出る小気味良いリズムが、周囲に響き渡り「サカオが始まること」を伝えます。また女性達は、この音をリズムに踊ることもあります。 細かく砕かれたサカオは、ハイビスカスの樹皮(ポンペイ語でコローといいます)に包んでゆっくりと搾ります。すると神話とマジックを思わせる「泥のような液体」が現れます。 (サカオを搾っているところ) これをココナツの殻で作られたカップに注げば、『サカオ』の出来上がりです。 飲むときは、必ず酋長などの身分の高い人から順番に回し飲みをしていきます。 新鮮なサカオはニュルっとしていて、口に入れた瞬間に少しピリッとした感じを受けます。 人によっては、そのうちに軽く痺れるような感じがしてくるそうで、「歯医者に行ったときの麻酔のようだ」という感想を聞いたこともあります。 マダラニウム地区にある『ナンマドール遺跡』には、今もなお、当時のサカオ作りに使われていた石が残っており、サカオが歴史的にも古く、重要な飲みものであった事を物語っています。 現在もコロニアを中心に『サカオバー』が存在し、人の集まる場所や親睦を深める時には欠かせない飲み物になっています。(宗教関係を除く) 《 観 光 》 首都がある連邦最大の島、ポンペイは探検家からハイカーまでどんなスタイルの自然愛好家にも楽しめる場所が盛りだくさんです。 島での釣りやダイビングもポンペイでの楽しみの一つです。 ポンペイの入り組んだ海岸線は、その大部分がマンウローブ林に囲まれ、そこに交差する無数の水流が広大なラグーンに栄養素を運び込んでいます。 この栄養素に海の生物がひきつけられ、ミクロネシア有数の多様な海の生態系を作り上げているのです。 珊瑚礁がびっしりと根付けたカラフルなドロップオフには、イソギンチャク、ソフトコーラルや、色とりどりのイソバナが点在しています。また付近の海域では、サメやウミガメ、マンタを見ることもできます。
ポンペイ近くの環礁にも、たくさんの魅力があります。 環礁には無人島がいくつかあり、本島では見られない白砂のビーチが広がっています。 透き通るようなコバルトブルーの海に映える、白い砂地に生い茂る椰子の木々は、まだ誰にも踏み荒らされていない楽園を思わせます。 また環礁はダイビングポイントとしても見どころ満載です。 どこまでも透明な水中に展開する見事なサンゴの群生や、豊富な水中生物は、私たちに本当の意味での『美しい海』や『ダイビングの醍醐味』を改めて教えてくれます。 海流の流れに沿って島々を渡り歩くのもよし、楽しさ満載の海底探索もよし、どちらにしても南国のリゾート気分を満喫できるに違いありません。 (アンツ環礁) ポンペイの魅力は、海のアクティビティだけではありません。島ではアイランドスタイルを垣間見る事ができます。 コロニアにある『カピンガマランギ村』では、ポンペイの離島である『カピンガマランギ島』から移住した人々の手によって作られる『ハンディクラフト作り』を見ることができます。 (木彫りを作るカピンガマランギ村の人) 道を歩けば、建物や人々の様子から、ポンペイの生活様式を知ることができます。 また山々から村へと流れる川や、海で遊ぶ子供たちの姿も見られるでしょう。 またポンペイには、オセアニア最大の巨石水上遺跡の『ナン・マドール遺跡』があります。ナンマドール遺跡は、その謎の多くが今も解明されていません。 (ナンマドール遺跡) 『太平洋のヴェニス』と呼ばれるほどの豊富な海水量をもつ、この人工都市は、かつてのポンペイを統一していた王朝があった場所であり、巨大な玄武岩の石柱によって、王や神官の住居が形成されていたようです。 古代ポンペイ文明については、今も研究の途上にあり、調査が続けられています。 ナンマドールへは、遺跡見学が含まれているツアーや、ポンペイの歴史に精通したガイドと共に行く事をおすすめ致します。
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